バリア機能も低いため
ちょっとしたことで
肌トラブルを起こしてしまいます。
ママのお腹の中にいた頃に比べて
、外の世界は赤ちゃんにとって初めて触れるものばかりです。
ちょとした
ホコリや洋服、タオルなどの刺激でも
トラブルを起こしてしまうこともあります。
よくある症状を紹介しますね。
●新生児ニキビ
症状)
生後1週間くらいから出始め、見た目は大人のニキビと同じです。
おでこやほっぺに赤いブツブツが現れますが、
痛みやかゆみはありません。
清潔にしておけば
1ヶ月~2ヶ月くらいで自然に消えていきます。
原因)
ママからの女性ホルモンが影響していると言われます。皮脂の過剰分泌により、
毛穴や皮膚の表面に皮脂がたまってしまうことが原因です。
悪化すると顔全体が赤く腫れ上がってしまうこともあります。
ケア方法)
お風呂の時にきれいに洗ってあげましょう。赤ちゃん用の石けんをよく泡立てて優しく洗います。
すすぎは十分に行い、
皮膚に泡や皮脂が残らないようにします。
この時、
すすぎ残しがあると症状の悪化につながります。
●乳児脂漏性湿疹
症状)
頭皮や顔に黄色っぽいかさぶた状の湿疹ができます。
新生児から4ヶ月くらいの赤ちゃんに多く、
新生児ニキビと同じくらいの発症率です。
かゆみはありませんが、
ひどくなると炎症を起こして化膿してしまいます。
原因)
新生児ニキビと同様でママからの女性ホルモンの影響で、皮脂の過剰分泌によるものです。
頭皮や髪の生え際、眉毛などの
皮脂腺の多い部分に発症します。
ケア方法)
お風呂の時に綺麗に洗って清潔な状態状態を保ちます。お風呂の前に
かさぶた部分にベビーオイルやワセリンを塗っておく
とふやけて剥がれやすくなります。
しかし、無理に剥がすのはやめましょう。
シャンプーは低刺激のものが良いでしょう。
たっぷりの泡で優しく洗います。
●あせも
症状)
たくさん汗をかいたり、暑い季節にねんね期の赤ちゃんによくみられます。
首の周りや背中、おむつの中などの
蒸れやすい部分に出来ます。
かゆみとチクチクするような軽い痛みがあります。
爪でひっかいたりするとそこから細菌感染して、
とびひになることがあります。
原因)
赤ちゃんは汗をかきやすく体温も高めです。それに加えて皮脂腺がまだ未発達のため
汗が皮膚にたまりやすくなって炎症を起こします。
ケア方法)
汗をかいたらこまめに着替えをして体を拭いてあげましょう。
赤ちゃんは大人に比べて体温が高いので、
衣類は大人より1枚少ないくらいで大丈夫です。
睡眠中は寝汗をかいていないかチェックしましょう。
寝汗をかいているようなら寝具を調節しましょう。
あせもは夏だけの症状ではありません。
冬に寒いからといって厚着をさせたり、
室温を高くしすぎたりすると汗の量が増えてあせもになります。
●アトピー性皮膚炎
症状)
顔面や耳たぶ、肘の内側や膝の裏側に赤い湿疹が出来て、強いかゆみを伴います。
脂漏性湿疹に似ていますが、
良くなったり悪くなったりを繰り返します。
湿疹に加え、
ガサガサした乾燥状態が見られるのが特徴です。
原因)
遺伝的要素があり、家族にアトピー素因があると
発症する確率が高くなります。
アレルギー反応の一つなので
アレルギー因子に触れることで症状が悪化します。
ケア方法)
アレルゲンがはっきりしていない場合は症状を悪化させないように、肌への刺激を少なくして、清潔な状態を保ちます。
衣類洗剤が刺激になることもあるため、
洗濯物のすすぎは十分に行いましょう。
慢性的な症状なので
焦りすぎはよくありません。
生活の中でどんなものが刺激になっているか気をつけて、
ひとつずつ排除してあげょう。
1番辛いのはかゆみです。
かゆがっている時は湿疹部分を冷やして
かゆみを和らげてあげましょう。
私の体験談
我が家の次女は生後1ヶ月辺りから発疹が目立ち始めました。
おでこやほっぺに赤いブツブツが...
良くなったり悪くなったりを繰り返して
3歳くらいの時にアトピー性皮膚炎の可能性があると
医師に言われました。
実は私もアトピー性皮膚炎だったのです。
子どもながらに
かゆみが辛かったのを今でも覚えています。
なので娘がアトピー性皮膚炎かとも言われた時は
「私のせい??」と悩んだ時期もありました。
でも定期的に受信して
日頃からきちんとスキンケアしていたらひどくなることもなく、
小学4年生になった今では
発疹に悩むことはほとんどありません。
肌の弱い子どもやアレルギー体質の子どもでも
適切なスキンケアを行えば症状を悪化させることなく
子ども自身も辛い思いをしなくてすみます。
●まとめ
ママのお腹から出てきたばかりの赤ちゃんにとって肌に触れるのもは初めてのものばかりです。
初めてのものに過剰反応してしまうのは
免疫力が低い赤ちゃんにとっては仕方のないことです。
大きくなるにつれて免疫力も上がってくるので
刺激にも強くなります。
それまでの間はママの手助けが必要です。
正しいスキンケアをして
湿疹の辛さを取り除いてあげましょう。
乳児湿疹が何によるものなのかを判断するのは
とても難しいです。
症状がひどい時には小児科や皮膚科に受診
して適切な治療をしてもらいましょう。
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