いろいろと心配する親も多いと思います。
他の子と比べて発達が遅いとか、
落ち着きがないなど気になってしまいますよね。
特に発達の遅れが著しいと
発達障害があるのかも...
と思ってしまう場合もあると思います。
発達障害と言っても障害の種類は多く、
症状も様々です。
ここでは発達障害の1つでもある
自閉症児の行動や発達について考えてみましょう。
〇「自閉症」の特徴
赤ちゃんのうちから何かしらの症状が現れることもありますが、
親や周囲の大人が気付くのは
だいたい2~3歳くらいでしょう。
自閉症かも...と気付く子どもの特徴
について見ていきましょう。
①言葉の遅れ
2歳前後ではまだ言葉の発達は発展途上の状態ですが、この時期から何らかの言葉を発し始めます。
2歳半になっても何の発語もなく、
なおかつ指差しなどによる意思表示も見られない場合は
自閉症を疑う必要があります。
言葉が遅いと感じても指差しにて意思表示を行ったり、
言葉掛けに対して正しい反応が出来ている場合には
様子を見て大丈夫でしょう。
例)
自分の行きたい方向を指差す。
欲しいものを指差す。
「○○取って。」「○○のところまで行って。」
等の言葉掛けに対応出来る。
自分の行きたい方向を指差す。
欲しいものを指差す。
「○○取って。」「○○のところまで行って。」
等の言葉掛けに対応出来る。
②会話が成立しない
3歳前後になって発語があっても言葉のキャッチボールが出来ない場合は注意が必要です。
話しかけても「オウム返し」になるのが特徴的です。
「オウム返し」とは
「ご飯食べる?」→「ご飯食べる?」などと言われた問に答えられず
そのまま繰り返すことを言います。
言葉のイントネーションも
語尾が上がった疑問形のままになります。
また、
自分だけが一方的に話し続ける行動も特徴の1つです。
本人が発した言葉に対し、
望んでいた返答がもらえない場合、
本人が望む答えが返ってくるまで
繰り返し同じ質問をする場合もあります。
自閉症は
他者とのコミュニケーションと取ることがとても苦手です。
自閉症児は聴覚からの情報収集が苦手なため
「会話」はとても難しい事なのです。
③強いこだわり
2~3歳児に現れるこだわりとは、極端な偏食や1つの遊びに執着するような行動を指します。
食事面で、特定のものしか口にしない場合は
注意が必要です。
ご飯1つにしても、決まった調味料を付けないと食べない...
必ず味噌汁やお茶に浸してから食べる...
など独特の食べ方をするのも特徴の1つです。
遊びに関して言えば、
1人遊びが好きでお友達が遊びに入って来ることを嫌います。
それがママやパパであっても同じ行動を取ります。
遊びの内容は、
何かをひたすら並べ続けたり、
円形のおもちゃをクルクルとコマのように回す
などの遊び方をします。円形のおもちゃをクルクルとコマのように回す
視覚的、触覚的刺激を好み、
水の流れをじっと見ていたり、
砂を容器に入れたりこぼしたり
といった砂を容器に入れたりこぼしたり
遊びを繰り返し楽しむ行動があります。
1人黙々と遊んでいるので、
一見、手のかからない子と思ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、
同年代の子どもと一緒に過ごしていても何の関心も示さず、
1人の世界の中でひたすら遊んでいる場合は注意が必要です。
〇まとめ
自分の子どもが「自閉症かも...」と感じたら「育て方のせい??」と思ってしまう親もいるかもしれません。
それは違いますよ!
自閉症は先天性(生まれつき)の脳機能障害です。
ただ、
もしお子さんに自閉症の特徴が見られた場合には
早めに対応してあげましょう。
自閉症と診断されても
早いうちからきちんとした療育を受けることで、
就学時には集団の中で自然に過ごすことも不可能ではありません。
自閉症ということを
認めたくという方もいるでしょう。
でも少しでも気になることがあったら、
専門機関に相談することが
お子さんの明るい未来に繋がります。
目の前のお子さんと向き合って、
早期発見、早期療育を始めてあげることがおやの役目ですね。
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