子供の咳が止まらない。考えられる3つの原因と対処法

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育児をしていく中で
子どもの咳が全然止まらなくて
心配になった経験を持つママは多いのではないでしょうか。

咳が苦しくて辛そうにしている
我が子を見て何とかしてあげたい
代われるものなら代わってあげたい…と思うのが親心ですね。

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何が原因による咳なのか…わかったところで
子どもの咳が治まるの訳では無いですが、
どこが辛いのか…何に影響しているのか…

子どもに起きている症状を理解すれば
子どもに寄り添った対応が出来るかもしれません。


これを読んで、お子さんの症状とママの心配する気持ちが
少しでも楽になってくれたら嬉しいです。




●長引く咳…原因はなに??

大人に比べて子どもの咳が長引く
理由は気道にあります

子どもは大人よりも気道の抵抗力が弱く
炎症を起こしやすいのです。


演習を起こしている気道はとても敏感になっていて
空気の乾燥や、冷たい空気までもが刺激になり
咳を起こさせます。

また、痰を上手に出すことが出来なきので
更に気道を刺激してしまいます。

咳を引き起こす
原因は様々ですが、大きく3つに分けてみました。




①感染症による咳

咳を伴う感染症は年齢によって少し異なりますが
代表的なものをいくつかご紹介します。

〈 かぜ症候群・感冒〉
一般的に言われる「風邪」です。
ウイルスが鼻や喉から侵入して感染します。
鼻水、鼻づまりの症状から始まり、その後に咳が出始めます。

〈インフルエンザ〉
インフルエンザウイルスに感染して発症します。
咳が長引きやすい病気です。

インフルエンザにかかると咳が悪化して、
気管支炎・肺炎・副鼻腔炎になることもあるため
注意が必要です。

〈RSウイルス〉
1歳未満の乳児が感染すると
重症化しやすい病気です。

3歳を過ぎると感染しても
軽い風邪症状で終わってしまうことが多いです。


乾いた咳が続くのが特徴でひどくなると、
呼吸が浅くなり、
ゼイゼイしたり、痰がつまり、
呼吸数が1分間に60回を超える多呼吸になります。

咳がひどく眠れないこともあり
小さな子どもにとってはかなり辛い状態になります。

〈クループ症候群〉
「ケンケン」という犬が吠えるような独特の咳が特徴的です。

ウイルス感染によって
喉が炎症で腫れ上がり呼吸困難を起こすこともあります。

〈急性気管支炎〉
風邪が悪化して炎症が
上気道からきかんしにまで及んだ状態です。


乾いた咳から始まり、
痰を絡んだ湿った咳に変わっていきます。

〈肺炎〉
主な症状は、発熱・咳・多呼吸などです。

子どもの肺炎の原因は年齢によって様々で、
細菌性のものとウイルス性のものがあります。




②気管支喘息・小児喘息

体のアレルギー反応として咳き込みが始まり、
ヒューヒュー、ゼイゼイと
気道を鳴らすような呼吸をします。

ハウスダストなどによるアレルギーが原因はで起こりますが、
風邪をひいたことがきっかけで
気管支が刺激され発作を起こすこともあります。




③自律神経が影響...

もともと風邪やアレルギーなどにより咳症状があったけれど
昼間は元気になって安心していたのに、
夜間になって急に咳き込みが激しくなることはないですか??

これは
自律神経が関係しているのです。


自律神経は体を活動的にさせる「交感神経」と
リラックスさせる「副交感神経」があります。

日中は交感神経が活発になっているので
器官や鼻の粘膜も緊張して広がっています。
そのため呼吸状態もよく咳の症状もあまり起こりません。

しかし、
夜になると副交感神経が作用して
気管の働きを抑制してしまいます。



そのため眠っている間に鼻水や痰が溜まりやすく、
うまく流せないことで咳症状がではじめるわけです。


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●辛い咳を少しでも楽にしてあげられる方法!!


・咳にはまず加湿!!

これは咳を止めるというよりも
咳を出にくくする環境をつくるということです。
乾燥した空気を吸い込むことで鼻やのどの粘膜までも乾燥
させてしまいます。

粘膜が乾燥すると異物に対して
過敏になり咳が起きやすくなります。


眠っている間は特に粘液の分泌が減少しているので
十分な加湿をしてあげましょう。


だいたい湿度60~70%くらいは保ちたちです。
加湿器がない場合は室内に洗濯物を干すだけでも違います。

こまめに水分補給を行うことで喉の乾燥を防ぐことも出来ます。
この時一気に飲むと
咳き込みの勢いで嘔吐してしまうこともあるため少量ずつに
しましょう。



・夜間の咳には上体起こし!!

眠りについた途端に出始める咳
…夜は副交感神経の働きにより気管支や肺の動きも抑制されます。

そのため肺の容量も減り
呼吸が浅くなったり咳を誘発したりします。


眠っている間に咳が出始めたら
まずは上体を起こしてあげましょう。

起き上がると横隔膜が下がり
肺の容量が増えて呼吸が楽になります。


座った状態で
クッションや布団を抱えさせて前屈みの状態にしてあげる
のも効果的です。


眠っている時は肩から肩甲骨のあたりにバスタオルを入れ、
上体を少し高くしてあげると
気道がまっすぐになって呼吸が楽になります。

バスタオルから体が滑ってしまう時は、
授乳用のクッションがお勧めです。


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・枕元に玉ねぎ!!

玉ねぎに含まれる「硫化アリル」という成分は
気管支の粘膜に働きかけ、咳を鎮める作用があります。

生の玉ねぎを食べると効果的ですが、
子どもにとって生の玉ねぎは苦手な子が多いですよね。


そんな時は
玉ねぎを切って断面を上にして枕元に置いておきましょう。
これだけで効果十分。

断面から発生する硫化アリルが空気中に含まれ
その空気を吸うことで咳を鎮めてくれます。

騙されたと思って一度試してみてください。




●まとめ

咳の原因はここでお話した呼吸器感染症や喘息だけではありません。

稀に腫瘍によるものや、
先天異常など大きな病気が隠れている場合もあります。


激しい咳やあまりにも長引く場合は受診しましょう。
普段からかかりつけ医があると安心ですね。

咳は大人も子どもも体の異常を知らせるサインです。
子どもの咳に悩むママにとって
少しでも力になれたら嬉しいです。


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