人生のメリーゴーランド(ピアノ演奏)の難易度&良い練習方法

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宮崎駿監督の「ハウルの動く城」のテーマ曲、
久石譲作曲「人生のメリーゴーランド」。

もう宮崎アニメに欠かすことのできない久石譲さんの音楽として、
映画はもちろん、音楽も世界中の人から感動と称賛の声が湧きあがっています。



久石さんのコンサートでは、ご自身でピアノに向かい、イントロを弾き始めます。

オーボエが入って…と思ったら今度はピアノの席に座ったまま
手を大きく振り、その合図とともにオーケストラが一斉に演奏をはじめます。
そしてしばらくすると、ピアノから席を立って指揮台に立ち、またピアノへ
また指揮台へと…オーケストラとの交響組曲となっていました。


なんと素晴らしい!!
ピアノソロもオリジナルというか「人生のメリーゴーランド」-piano solo ver.-があります。
(「久石譲 ピアノ・ストーリーズ・ベスト’88‐’08オリジナルエディション」全音楽譜出版社)



有名な曲でもあるのでその他、いろいろピアノの楽譜が見つかると思います。

難易度や練習方法、演奏のポイントなどを考えていきます。

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●難易度はどれくらいか

私の感じた難易度は
上級の下くらい。


ただ、
初級の楽譜なら、黒鍵のあまり出てこないイ短調の編曲がさらに簡単でオススメです。(だけでもたくさんの種類が見つかりました。)

ただし、簡単アレンジの曲はイントロがない楽譜も多いです。
中級以上でも♭がふたつのト短調なので黒鍵は少なめです。


オリジナルよりもさらにオーケストラの曲に近い楽譜や、さらに豪華なアレンジの上級曲もあります。
どのレベルにもこの曲に重要なのは感情表現ではないかと思います。




●オススメの練習方法と演奏のポイント

この曲は基本的に
3拍子の「ワルツ」です。

ワルツはダンスのことでもありますので、踊るように演奏したいですね。

イメージは題名そのままのメリーゴーランドです。
メリーゴーランドのようにくるくる回るダンスを踊るようなイメージが良いです。



「人生の…」とあるように人生一生分の気持ちが込められていると思います。


作曲した久石譲さんはインタビューの中で、
自分が最も求めて作曲したのがこの曲で、
個人的にやりたい音楽と「ハウル」の接点となり
結果的に宮崎駿監督などにも気に入ってもらえたとのこと。


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テンポはゆっくりでも良い

テンポは速く指示されていますが、
ゆっくりでも大丈夫です。


イントロはタンタンとリズム正しく弾くのではなく
1拍目をゆっくり気味に始めてみてください。

もたついた感じが回転を始めたメリーゴーランドのようなイメージです。
実際に久石譲さんの演奏されるピアノでもそんな感じで弾いておられます。



「符点4分音符」は強調して弾こう

全体を通してクラシックのような流れですが、
ずっと同じ3拍子ではありません。

左手の伴奏で、ベース、和音、和音、の3拍子が多い前半ですが、
途中で符点4分音符がある小節が出てきます。
ここは
かっこよく強調して弾きましょう。



「3連符」は優雅に弾こう

右手にはターンに近い3連符が出てきます。
そして上から3連符で下りてくるメロディは
素早く優雅にサラッと弾きたいですね。



「4拍子」は優しく

曲の中間には小休止のように最初のイントロと同じメロディが展開され、
そのあと、
スタッカートでなんと4拍子の音楽に変わります。

ここはダンスを少し休憩し、お話をしているイメージが良いと思います。

ダンスしている姿を見ながら2人が見つめあってほほ笑んでいるイメージが浮かびました。


いくつになってもまたダンスをしたいね。
なんて話している感じでしょうか。



「アクセント」は力強く!

後半ではさらにもりあげて転調の前の
両手オクターブのアクセント(テヌートもついています。)が付いた音符には、決意と意気込みが感じられます。
大事に弾きましょう。


ここは男の力強さが出ている感じですね。
絶対に離れない!離さない!(って…言ってほしいです。)

最後の最後はガンガン弾いてしまわず、走らず、最初の気持ちを忘れずに
出会えたことの喜び、感謝の気持ちを表せたらうれしいです。





皆さんもこの曲に限らず、どんな曲にも自分なりの解釈で、
イメージを持ちながら練習をされることをおすすめします。

ネットの動画でも久石譲さんのコンサート、またピアノの見本など、
たくさん観られますので、参考や、見本にしてみてください。


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●まとめ

宮崎駿監督のアニメ映画「ハウルの動く城」のテーマ曲
久石譲作曲「人生のメリーゴーランド」。

世界的にも感動と称賛の声がすごいです。


コンサートでも久石さん自らピアノと指揮をこなし、演奏されています。
ピアノソロバージョンのオリジナルエディション(楽譜)もあります。

そのほかにも
初級から上級までピアノソロの楽譜はたくさん出ています。



クラシックのような感じに聞こえますが、
ただのワルツではありません。

タンタンとはじめるのではなく、
ゆっくり弾き始めてください。

テンポは正しくなくて大丈夫です。



左手に符点4分音符、右手には3連符、そして、3拍子ではなく4拍子の部分。
それぞれかっこよく優雅に、楽しげになど、イメージを持って演奏しましょう。

転調の前からは男性っぽく力強く表現したいです。
最後には感謝の気持ちが現れるイメージなど、気持ちよく終わりたいです。


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