モーツァルトなど他の曲もありますが、
このベートーベンの
「トルコ行進曲」も有名ですね。
ピアノ発表会などで、
小さい演奏家さんが
弾いている姿を思い浮かびます。
難易度はどうでしょう。
オススメの練習方法も解説していきます。
●難易度はどれくらいか
基準となるのが全音のピアノピースですが、
その楽譜では実は難易度が高めで、
中級の上になります。
和音が多く、
ほとんどがオクターブ(それ以上離れた音もあり)
でメロディーも伴奏も進みます。
手が小さい人は
装飾音からのオクターブでいきなり届きにくく、
上手な演奏はしづらい曲です。
また離れた音が多くて、
素早くあっちこっちと指も腕も
大きく広げながら動きます。
この全音の楽譜は
手の大きな人でないと
そのまま演奏するのは難しいといえます。
![](https://personality-oneself.link/wp-content/uploads/2017/02/手 _1486109311-245x300.png)
バイエルの編曲された楽譜レベル
よく見かける楽譜は、バイエル併用の教本だと思いますが、
その楽譜はさらに簡単に編曲されたもので、
初級になります。
●オススメの練習方法
全音の編曲では、そのまま演奏すると大変です。
全音の楽譜を見て、
多すぎる音符をカットすればできます。
元曲はピアノ譜ではないので
編曲は自由にしても大丈夫です。
例えば、
・メロディーは
短音か2つの和音だけにする。
・ベース音も
オクターブのところをひとつにする。
・伴奏の和音は3つ以上にしない。
とか…
短音か2つの和音だけにする。
・ベース音も
オクターブのところをひとつにする。
・伴奏の和音は3つ以上にしない。
とか…
そうなると、
どの音を使ってどの音を省くのか
が難しいですね。
でも
自分の弾きやすいように変えていくことで
主になる音や構成が
わかってくるようになります。
ただ、楽譜のままに弾くだけでなく、
いろいろ勉強に…なれば良いのですが…
![](https://personality-oneself.link/wp-content/uploads/2017/01/行進_1484677867-300x200.jpg)
初級の楽譜の場合
初級の楽譜の場合も少し解説しておきます。
バイエルなどを教材にされている場合、
後半以降で装飾音の勉強をします。
(80番くらいから)
トルコ行進曲には
たくさん装飾音が出てきますので、
きれいに弾けるように
何度も装飾音の部分練習をしましょう。
左手の伴奏はトルコのリズムをしっかりと刻み、
特に1拍目を力強く弾きましょう。
フォルテ(強く)ばかりではなく
ピアノ(弱く)の表現がうまくできるように
近く(強く)遠く(弱く)など
強弱のイメージを持つと良いです。
![](https://personality-oneself.link/wp-content/uploads/2017/04/心拍_1491987095-300x225.png)
●演奏のポイント
全音の楽譜では、手の大きい方でもマスターするのは大変です。
手をいっぱいに広げたり、
ほとんど全部の指で同時に押さえる箇所があったり…
しかもそこをピアニシモで
ごく弱く演奏する場合など、
指の力のコントロールも必要ですね。
モーツァルトの「トルコ行進曲」でもですが、
トルコ風のリズムがあります。
●○○○ ●○○○ ●○●○ ●○○○(●強○弱)
同じリズムを常に感じて、
ピアノでもたくさんの楽器で
演奏しているかのような表現ができると良いですね。
●まとめ
「トルコ行進曲」はモーツァルトとこのベートーベンが有名です。
ベートーベンの「トルコ行進曲」は
オーケストラの曲を
ピアノに編曲されたものがいくつかあり、
全音のピアノピースでは
中級の上、
バイエル併用に編曲されたものが初級
となります。
初級の楽譜では
はじめて装飾音をする人にもおすすめで、
部分練習などで装飾音に慣れてください。
強弱の付け方は
遠く(弱)から近く(強)のイメージを持って
練習してください。
全音の楽譜では手が大きい方でないと
難しいのではないかと思います。
腕も手もいっぱいに広げて演奏します。
ピアノ曲ではないので、
自分に合ったように
少し音を減らして練習すると良いです。
どの音が主になる音か、
大事な音かがわかって勉強になるといいですね。
どちらもトルコ風のリズムを大事にして
いろんな楽器で演奏しながら
行進しているイメージを持って演奏してください。
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