その中でも特に「春」は日本の春の情景にも合って、軽やかで晴れやかなメロディの曲で大人気です。
ピアノでも弾いてみたいですが、
難易度はどれくらいか、
演奏のポイントなども紹介します。
●難易度はどれくらいか
もともとは12曲のヴァイオリン協奏曲集「和声と創意への試み」という第1集の4曲です。「春」はピアノの曲として編曲されたものが、難易度は入門から上級まで、いろいろたくさんあります。
オリジナルに近い楽譜は中級からになります。
黒鍵が少ないハ長調(オリジナルはホ長調)に編曲されているものは
入門から中級の楽譜がありました。
入門 ハ長調 サビだけ、単音(メロディだけ)
初級 ハ長調 入門より少し長い
初級 ヘ長調(♭がひとつ)
中級 ハ長調 初級より和音(複数の音を一緒に弾く)が多い
中級 ホ長調(♯が4つ)
中級~上級 ホ長調 さらに和音が増え、オリジナルに近い
上級 オリジナルからさらに豪華な編曲を加えられた楽譜(ネット動画で見つけました)
初級 ハ長調 入門より少し長い
初級 ヘ長調(♭がひとつ)
中級 ハ長調 初級より和音(複数の音を一緒に弾く)が多い
中級 ホ長調(♯が4つ)
中級~上級 ホ長調 さらに和音が増え、オリジナルに近い
上級 オリジナルからさらに豪華な編曲を加えられた楽譜(ネット動画で見つけました)
ちなみに私が以前、弾いたのはハ長調の曲だったと思います。
見開き1ページくらいの短い曲でした。
他のバージョンもやってみたいですね。
自分のレベルに合わせて練習し、レベルアップしたら他のレベルの楽譜に挑戦するのも良いですね。
●オススメの練習方法
同じ強さで指を動かそう
入門の楽譜では、両手とも単音の場合もあると思います。バイエルのようにメロディは5本の指をあまり移動させなくても弾けます。
初心者用なら、和音も混ざった楽譜だと思います。
和音を初挑戦の方にもオススメの曲です。
どの音を大きくするとかあまり気にせず、
同じ強さで指が動かせるように練習しましょう。
1と3、2と4、3と5、のセットが多いです。(3度の和音)
指をやわらかくしておこう
指をやわらかくして、無理なく和音が押さえられるように訓練しましょう。トリル(隣ある鍵盤を交互に早く弾く)などもフレーズの終わりに出てくると思います。
ペダルを少し使って響かせるとかっこよくなります。
少し曲が長い楽譜であれば、曲のイメージが変わるところもあります。
いろんな場面を想像しながら
小鳥が歌っていたり、
小川の流れる場面だったり、
春の嵐が来たり、
嵐がおさまってまた穏やかな天気になったり…
とにかく春の陽気に踊りたくなるような演奏をしたいですね。
●演奏のポイント
ヴァイオリンの響きが表現できればいいのですが、なかなか難しいです。ペダルを多く使うと響きすぎて重たくなってしまい、使わずに弾くと軽すぎてしまいます。
「ピアノ曲」として演奏しよう
オリジナルに近付けるというよりは、ピアノ曲として演奏することを目指しましょう。ピアノで演奏する時は、小鳥をイメージしてかわいく表現したいですね。
一本調子にはならないように
同じ音が何度も出てきます。特に左手の伴奏は同じ音の連打の場合があると思います。
一本調子になったり、重くなったりしがちだと思いますが、さわやかに軽やかに弾きたいです。
同じフレーズが繰り返されるところは、
遠く(強)近く(弱)のように違いを表現してみてください。
オリジナル曲を何度も聴こう
できればオリジナルの「四季」より「春」を聴いてください。
ネットで探せば、動画でも観られます。
ピアノを演奏されている動画もあります。
同じ楽譜ではないかもしれませんが、参考にできると思います。
踊りたくなるような演奏、と言いましたが、
演奏している本人が楽しめるように笑顔で演奏しましょう。
近くで聴いている人が、踊ってくれるかもしれません。
そこまでいかなくても「春」を感じ、少しでも和んでもらえると良いですね。
●まとめ
春が来た喜びにあふれるヴィヴァルディの「四季」より「春」。もともとはヴァイオリンの曲ですが、大人気なので
ピアノの楽譜も入門から上級までたくさん種類が出ています。
オリジナルに近い全音ピアノピースの
難易度は中級です。
和音や、装飾音、黒鍵、など自分のレベルに合わせて初挑戦するのもオススメの曲です。
誰かが踊ってくれるような楽しい演奏ができると良いですね。
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