ショパンの代表曲18曲を紹介&それぞれの世界観を簡単に解説

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ショパンの短い生涯にはたくさんの音楽が作られました。

故郷を思い、恋人との出会いや、
病気との闘いなどの中での作曲。

どんな時にどんな音楽を作ったのか、
ショパンの代表作から、それぞれ紹介させていただきます。

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●こんな曲があります

ショパンの曲を18ほど挙げてみます。

1.ピアノ協奏曲 第1番が有名
2.ピアノソナタ(全3曲)第2番「葬送」が有名
3.ワルツ(全17曲)第1番「華麗なる大円舞曲」、第6番「子犬のワルツ」などが有名
4.ノクターン(全21曲)第2番、第20番などが有名
5.プレリュード(全26曲)第15番「雨だれ」などが有名
6.エチュード(全27曲)第3番「別れの曲」第12番「革命」などが有名
7.バラード(全4曲)第1番が人気
8.ポロネーズ(全16曲)第6番「英雄」などが有名
9.即興曲(全4曲)遺作「幻想即興曲」が有名
10.マズルカ(全56曲)第5番が有名
11.ロンド(全4曲)
12.スケルツォ(全4曲)第2番
13.幻想曲
14.子守唄
15.舟歌
16.ボレロ
17.タランテラ
18.フーガ

まだ、未発表のものなどもあります。




●それぞれの世界観


「マズルカ」について

ショパンはピアノの詩人といわれていて、
やっぱり代表曲もピアノですよね。

もっとも多く作曲したマズルカは、
ショパンの故郷ポーランドの舞踊曲
ワルツに似ていますが、独特のリズムです。



彼のワルツにも(その他の曲も)マズルカ風な曲もあり、
ショパンならではの世界観です。


私の好きなショパンのワルツ第7番も
マズルカのリズムがあります。

マズルカと並んで
ポーランドの民族舞踊がポロネーズです。

中でも「英雄ポロネーズ」は
ショパンの最高傑作のひとつ
といわれています。


実際にはショパンの曲は舞踊で使われることはなく、
芸術性が高く、
彼の作品は、舞曲でも演奏用の舞曲ですね。


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オーケストラ曲

ショパンはピアノとオーケストラの曲を
5つ作っています。

ピアノ協奏曲第1番は、
私も大好きな曲のひとつなのですが、
ショパンが恋をしていたころの作曲で、
この曲にはその女性への思いが込められています。

他のワルツなどにもその頃の作品があります。




ショパンと恋愛



恋をすることで、
ショパンの音楽はさらに磨かれていったことでしょう。

ショパンは
婚約までした若い女性とは、破局し、
男勝りで夫とうまくいってなかった女性と
温暖な地中海の島へ
恋の逃避行をします。


ショパンの体調も思わしくなく、看病をしてもらいながら、その島で、
いくつかの作曲をしています。

その島では雨が多く、
有名な「雨だれのプレリュード」が作曲
されました。

他のプレリュードもこの地で書かれたものです。

「彼が涙を流しながら、
すばらしい前奏曲(プレリュード)を弾いていた。」
とその彼女が後に語っています。


島から出て、ショパンはパリで忙しく、
作曲は彼女の住むノアンという村でしたそうです。



彼女が彼の音楽のよき理解者だったのでしょう。


多くの作品がノアンで生まれました。

このころが一番、充実した円熟期といわれています。
「子犬のワルツ」「英雄ポロネーズ」など…


最後は、彼女(の息子)との関係が悪くなって、
体調も悪くなっていきます。

ポーランドから姉を呼んで、一緒に帰るつもりでしたが、
その願いもかなわず、
39歳の若さで亡くなってしまいます。



故郷の歌を大切にした

最後の曲となったのは
故郷のリズム、マズルカ
でした。

最初の作曲は7歳でポロネーズでした。
故郷が一番ですよね。


ショパンが故郷に帰ることができていたら、
また新しいショパンの音楽が
生まれたのかもしれないですね。

いろいろとショパンの生涯を調べていくと、
美しいショパンの音楽と共に
物悲しい心が広がって、胸が痛くなるほどです。


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●演奏してみるなら

ショパンの曲を演奏するなら、
①24の前奏曲(プレリュード)から、7番、
実はこの曲、すごく有名です。

胃薬のCMで良く使われていました。
そして、すごく短い曲なのですぐ弾けます。


②15番の雨だれのプレリュード
もオススメです。

③マズルカ
も短めの曲が多く、
難易度が低めです。
ポーランド人ではなくてもどことなく懐かしさがあります。


④ワルツ
もショパンの中では
難易度が比較的低く、
第19番、12番、3番、7番、9番、10番…
など難易度の順です。


ショパンの曲は黒鍵が多く、
最初の譜読みに苦労することがあると思います。

黒鍵に慣れること、ショパンの曲に慣れることで、
より、ショパンの曲をマスターしていけると思います。




●まとめ

ショパンは7歳から39歳まで、
たくさんの曲を作りました。

故郷ポーランド風の曲が多く、
恋をしている時も、悲しい時も、つらい時も、
その心を音楽にしていきました。



マズルカ、ポロネーズ、ワルツ…ノクターン、エチュード

ショパンの独特の世界観は、
故郷を思い、恋をし、病と闘いながら生まれました。


ショパンの音楽は、
心の内面を映す鏡のように響きます。

うわべだけの表現ではなく、
自然な感情を美しいメロディーで表現し、
時代が変わっても、私たちを魅了しています。


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