『子犬のワルツ』の難易度は(ピアノ演奏)。練習方法も紹介

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ショパンのワルツでもっとも有名な曲のひとつが、
この第6番、変ニ長調「子犬のワルツ」ですね。

作品としては、
ショパンが生きている間に出版された最後のワルツになります。

難易度はどうなのでしょうか。
練習方法も紹介します。

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●難易度

全音ピアノピースによれば、
子犬のワルツは中級でした。


ショパンの曲は黒鍵が多く、
最初の譜読み(楽譜から鍵盤の場所を確認する作業)に苦労したり、
慣れないうちは、
何小節か進むだけでその日の練習が終わることもあります。

私も若い時にピアノのレッスンで、
初めてショパンの曲に挑戦したとき、
譜読みの大変さに驚きました。


ショパンの曲に慣れるまでは、どの曲も、忍耐力が必要
ですね。


「子犬のワルツ」は最初から最後まで変ニ長調で、
なんと♭(フラット)が5つも付きます。

中級のレベルの人でもあまり、
弾いたことない調ではないかと思います。


でも、慣れれば、実は全部白鍵よりも、
覚えやすく、
指の運びや、
指くぐりなど
やりやすく感じると思います。


慣れるまでの譜読みなど、忍耐力と、必ず弾きこなせる!弾いてみせる!
との気持ちで練習してください。


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●練習方法

最初にトリルのつく楽譜と、つかない楽譜があります。

どっちが正しいということはありませんので、
好きな方で弾いてください。


4小節のイントロの後、
規則正しいワルツのリズムが始まります。

右だけを弾くと、
どんなリズムかがわかりにくいかもしれません。


最初はリズムよりも
いつも同じ指で弾けるように、練習するようにしてください。

ワンフレーズごとになめらかに弾けたら、
両手練習にして、リズムをつかめると思います。


中間部は短いですが、
だんだんと盛り上げて、イメージの広がりを持ちましょう。

装飾音が1拍目に出てくる個所も、
リズムがくるってしまわないように、
ミスタッチしたみたいに聞こえてしまわないように、
楽しそうに弾けたらいいですね。



一番の決め場

途中で出てくる
右だけのトリルが4小節からの主題
一番の決めどころです!


最高に元気に走り回りましょう!

ただただ大きいだけでは面白くないので、
・小さくしてかわいさを出してみたり、
・ベース音のボリュームを出してみたり…
・同じフレーズは違った雰囲気にしてみる
努力をしてみてください。


・ペダルの使い方もグッと踏みこんでみたり、
・あっさり軽さを出したり…

もちろん楽譜の指示されていることもあると思います。

その通りに弾くことも大事ですが、
そのうえで、自分なりの解釈や、工夫もできれば、
さらにこの曲を自分のものにできると思います。


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●注意すべきポイント

楽譜に指示はないけれど、
全部が同じリズムでタンタンと進むのではなく、
フレーズごとに、少しゆっくりになる部分や、逆にスピーディーになる部分も
自然な感じで表現したいです。


とにかく、有名な曲は先に、
いろいろとイメージがついていて、

この曲の場合は、
速く弾くことが目標みたいになってしまいがちで、
スラスラ速く弾けたら終わりになってしまうのはもったいないです。


そしてこの曲は、
やっぱりかわいく、楽しく弾きたいですね。

必死の形相で弾くのでは、
子犬のワルツじゃなくて子鬼の悪ツになっちゃいます(笑)


最後の右手が高いところから下りてくるところなども、
タンタンとリズム通りに弾くのではなく、
少しテンポを揺らして、最後は楽譜通り、
リタルダント(だんだんゆっくり)して、

豪華な終わり方をしてみたり、かわいく終わったり、カッコよくスマートにしたり…
自分なりの決め方でフィニッシュしてくださいね。


当時、ショパンの恋人が飼っていた子犬が、
自分のシッポを追って、グルグルとよく回っていたそうで、
その様子を音楽にしてほしい。
と恋人から頼まれたということです。


英語では「1分間のワルツ」と呼ばれているそうです。




●まとめ

有名なショパンの「子犬のワルツ」。
かわいい曲で難易度はやさしいのでしょうか?

ショパンですからやさしくても中級です。
上級という情報もあります。



リズムより先に、右手の練習をし、
両手練習でリズムをつかみましょう。

楽譜通りに弾けるようになって、
速く弾けたら、自分なりの解釈や工夫で、
この曲を自分のものにできたらうれしいですね。


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