ドビュッシー「喜びの島」難易度(ピアノ演奏)。楽曲の特徴も解説

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喜びの歌?ではなくて、「喜びの島」
有名なのでしょうか?
最初から幻想的で、おーやっぱりドビュッシーらしい曲です。さすがに難しそう。

実際の難易度や、曲の特徴などを紹介します。

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●難易度はどれくらいか

ドビュッシー「喜びの島」の難易度は
上級の上ですね。

ただ、マックスまではいかない感じでしょうか。



ドビュッシーの中でも異色の曲

私のように趣味でピアノを楽しまれている方には難しいとのことですが、
ドビュッシーの作品の中でも少し異色と言われています。

演奏時間は6分半ほどで、比較的長め。



曲の中身は音楽的にも技術的にもいろんな要素が含まれていて、華やかなイメージですが、
簡単ではないです。


最初に長いトリルがあったり、3拍子の5連符など、
装飾音やリズムの変化が駆使されています。

きらめくような幻想的に美しい細やかな音、それでいて、最後は大胆に
ピアノの一番低い鍵盤を弾いて終わっています。


独特の世界観で、愛の喜びを表現しています。



「愛」の形というか、心というか、感じ方というか…は人それぞれで、
ドビュッシーさんの愛はドビュッシーさんにしかわからないのかもしれません。

この曲を聴いて、何を想い、またどうとらえて演奏するのかは、
演奏する人それぞれの「心」次第だと思います。


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ドビュッシーの恋愛観が反映されてる?

というのも、ドビュッシーの恋愛はいろいろと問題だったので…
こんなに美しい音楽を作るドビュッシーですが、女性関係では問題だったのです。


この作品も実は、駆け落ちした先で作曲されています。

2番目の結婚後、さらに違う人妻との恋に落ちた末、2番目の奥さんを捨てて
人妻と共に駆け落ちしちゃったのです。


まさにドラマのような泥沼な恋愛劇。

この曲を聴いて、以前にドビュッシーのことを知っていた私は、
そんな泥沼のイケない恋を想像してしまいました。



曲の最後なんか、ドロドロして心も乱れて……どん底(最低音)まで沈んじゃったのかな?って感じですよね。


現実の世界では愛することに失敗したドビュッシー、
一部のサイトではダメ男とか、浮気男とか、ひどい言い方されていましたが、
そんな恋多きドビュッシーだからこそ、「愛」をテーマに美しい音楽を作ることができたと考える人も多いです。

芸術家ってそんな人が多いのかも?



ドビュッシーのことをもう少し、お知りになりたい方は
「ドビュッシー「アラベスク」の解説。作曲された背景について」
を見てください。

詳しくは書いてませんが、
ドビュッシーが美しいものを求め、音楽(だけ)でその美しさを表現できたことを書いています。


最近では、映画にもなった漫画「のだめカンタビーレ」で、主人公がコンクールでこの「喜びの島」を演奏していました。




●楽曲の特徴

この「喜びの島」は、1904年に作曲されたピアノ曲です。
イ長調、4分の4拍子。

なんでもルーブル美術館にある「シーテル島への巡礼」という絵画に影響を受けたとか…



何かを創造する人にとって、自分の経験ももちろんですが、
自分の目に映る全てのものが、影響されて作品が出来上がっていくものなのでしょうね。


絵を見て、感銘を受け、音楽の創作に影響を受けるって、さすがにドビュッシーは天才なのでしょうね。

実生活はどうあれ、美しい音楽をつくる超一流の音楽家であることは間違いないです。

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●まとめ

ドビュッシー作曲の「喜びの島」、ピアノ演奏の
難易度は、上級の上です。

装飾音や、リズムの変化が駆使され、きらびやかな愛の喜びを表現しています。



ドビュッシーの「愛」ですが、現実の彼の愛は美しいとは言いがたいものでした。
妻を捨てて、人妻との駆け落ちした場所で作曲されたというこの曲。


それを知った上で聴くと、ドロドロの恋愛ドラマのようなイメージが感じられてしまいました。

つい、いけない恋の話しって気になってしまいますよね。
現実には不倫とかドロドロした、いけない恋なんてありませんから
ドラマとか映画の世界でキュンキュンするのよ!とママ友が教えてくれました。

近々、話題の映画を観に行くんですって。


曲の最後の最後はどん底の音、つまり最低音を弾いて終わります。
ちなみにドビュッシーはこの3番目の彼女と結婚し、はじめて子どもができ、
お父さんになって落ち着いたそうです。


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