素敵ですよね。
でもピアノを弾くだけでも初心者には右と左とややこしいのに、
そこに歌を合わせるって、かなり大変そう。
いえいえ、
コツをつかめば初心者でも簡単な曲からできますよ。
弾き語りも大好きで、自分の結婚式の2次会で、
弾き語りをさせてもらった私。
弾き語りのコツと意識することを私なりに紹介します。
● 3つのポイントを紹介
ポイント①メロディの楽譜を探そう
私は楽譜がないと、ほとんどの曲が弾けません。覚えて弾くタイプではないので、
弾き語りも楽譜を探します。
(なにも見ないで音だけを聴いて弾ける方もまれにいますが、
その方は自己流でも
きっとすでにピアノを楽しんでいらっしゃることと思います。)
楽譜にもいろいろありますが、
弾き語り用の楽譜か、メロディ譜をネットで検索して見つけたら
すぐに(有料で)ダウンロードして
プリントができるサイトもあるので大変便利です。
難易度も書いてくれていたり、
同じ曲でもいろいろアレンジの違うバージョンがあったりしますから、
ぜひ探してみてください。
弾き語り用は初心者向きのものもありますが、
その通りに弾くのは
ちょっと大変な場合があると思います。
メロディ譜では伴奏がありませんが、
コードが書き込まれているので、
伴奏部分を自分で考えて弾きます。
え?どっちも初心者には難しいってこと?
と思われたかと思います。ごめんなさい。
メロディ譜のコードを覚えれば、
こちらの方がおすすめなのです。
みんなのうたより「The Alphabet Song」
※G7はソから7つめのファも押さえる
コードといっても難しく考える必要はありません。
ポイント②C(ハ長調)のコードに挑戦してみよう。
ABCDEFG=ラシドレミファソになります。楽譜のト音記号の横に♯や♭がついていない楽譜であれば
だいたいがC(ド)コードから始まります。
(ハ長調)あるいはAm(マイナー)の曲もあります。
(mマイナーとは単調のこと)
Cから始まる曲にはCのほかに
G(ソ)とF(ファ)もセットで出てきます。
ドから数えて5番目(ソ)と4番目(ファ)の音ですね。
ベースの音を右手の親指で弾いてみてください。
そして中指と小指で鍵盤をベース音から
ひとつずつとばして一緒に押さえてみてください。
和音になりましたね。
C=ドミソ、G=ソシレ、F=ファラド
これがコードです。簡単ですよね。
コードは他の調に(キーが)変わっても基本は同じです。
(黒鍵が混ざってきますが)ベースの音が分かれば
Cの時と同じようにずらして考えてみましょう。
G(♯ひとつト長調)の場合、
5番目のD=レ♯ファラと4番目のCです。
途中でコードが変わってくる曲もありますが、
ずれているだけなのが分かれば、
難しくはなくなってきます。
ポイント③難易度を徐々に上げて、いろいろ挑戦しよう!
ピアノソロの場合は右手でメロディを弾きますが、歌があるのでメロディは弾かなくても大丈夫ですよね。
左はベース音、右が和音を弾くだけでいいのです。
歌は最初の音をピアノの音で確認してから
伴奏と合わせて歌ってみてください。
伴奏の難易度を最初はベース音のみ
→ベース音と和音を押さえるだけ
→ベース音と和音を交互に押さえる(リズムをつける)
→音を順に流れるように演奏する(アルペジオ)
→ベース音と和音を押さえるだけ
→ベース音と和音を交互に押さえる(リズムをつける)
→音を順に流れるように演奏する(アルペジオ)
のようにいろいろ挑戦して、
その曲に合わせ、自分の技術にも合ったやり方で練習してください。
慣れてくれば、コードと歌詞だけの譜面でも、
弾き語りができるようになります。
そして、自分のキーに合わせて高くしたり、
低くしたりもできたらどんな曲も自分のものにできる?!
かもしれません。
● 「ピアノ伴奏」と「ピアノ弾き語り」の違い
ピアノ伴奏は、誰かが歌うのに合わせて弾きますね。歌う人が別にいますから、ピアノに専念すればいいのですが、
主役は歌う人ですので、
ピアノが自分の良いように変えて演奏したり、
歌より目立ったりしてはいけません。
弾き語りは、伴奏も歌も自分が演奏しますので、
自分の良いようにアレンジしたり、
いろんな解釈でテンポなども自由にできたり、
主役は自分なので思い通りの演奏ができます。
ただ、誰かに手伝ってもらえませんので、
歌とピアノどっちかに専念はできません。
ですから、ピアノの難易度はピアノソロの時よりは、
低い目にして
余裕を持って演奏できるようにするとうまくいくと思います。
● まとめ
ピアノ初心者が弾き語りをする場合、ピアノの弾き語り用の楽譜より、
コードのついたメロディ譜がおすすめ。
コードの基本を知っていれば、
最初はベース音ひとつから、徐々に難易度を上げて、
自分に合ったアレンジの弾き語りを目指しましょう。
弾き語りは自分が主役です。
自由に演奏しましょう。
[…] コードを押さえて歌うこともできます。 コードなどのことは、 「ピアノの弾き語りのコツ3つ。初心者が意識すべきこと」 […]