部屋を防音する方法。自作でリフォームする上でのポイント

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私としては、防音の対策をやったことがありませんでしたが、
子どもの頃から、音を気にしながらもエレクトーンや、ピアノの音とともに暮らしてきました。


最近は、ご近所迷惑も気になりますし、家族でも遠慮して各部屋の防音が気になります。

自作で防音リフォームするとしたら、どんな方法が良いか、
簡単にできて、効果があって、お値段も納得!
の方法を紹介します。

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●防音する方法

防音の方法として、一番簡単そうなのが、
防音の部屋(ユニット式)を丸ごと買うっていう方法があります。

大手ピアノメーカーのサイトでは電話ボックスのような小さな部屋から
グランドピアノも置けて、ピアノ教室にちょうどいい大きな部屋まで、
いろんなサイズの防音機能付きの部屋が丸ごと売り出されていました。


当然、
お値段はかなりします。
そりゃそうですよね。

自分でリフォームという感じじゃないですよね。



もっと安く作るために

プロにお任せすれば簡単でしょうけど、やっぱりお金がかかっちゃいます。

そこで、自分でもできる防音リフォームですが、

防音材には主に
吸音材、遮音材、防振材・制振材の3種類があります。

吸音
家具も何もない部屋では、音がよく響きます。
そこに
カーペットや、カーテン、家具を置くだけでも音が少し吸収されます。

吸音材にもいろいろありますが、スポンジみたいな素材や、振動させるフィルム・シート・板など、そして共鳴させるボードなどがあります。
遮音
音をさえぎることですが、吸収とはまた違うんですね。
音を跳ね返して通さないって感じです。

なので、遮音しすぎるとお部屋の中で音が反響しすぎてしまいますので、
吸音と組み合わせて調整します。

遮音材としてはゴムのようなマットや、シートがあります。
防振・制振
振動も音として伝わります。直接床や壁に振動するものがあると響くので、
クッション的な素材で防ぎます。

防振材としてはゴムやシートなどがあります。


壁、床、天井も?窓は?
部屋を丸ごと音楽室みたいにするとなると全部対策しないといけなくて大変そうですね。

どんな場所のどんな音に対しての防音なのかも対策が違ってきます。


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●簡単なポイント

個々に見てみましょう。
できれば簡単に、きれいに、お安く、でもちゃんと効果があるものが良いですよね。


カーテン

まず窓の防音にはカーテンを変える方法があります。

カーテンの素材を防音効果のあるものに変える。


普通の感じのカーテン防音効果あり6000円~や、
窓を覆いかぶせることができるカバー15000円~みたいなものもあります。
もっと防音したい場合は、窓用の防音ボードを使うと窓をふさいでしまいますが効果が大きいです。



やっぱり壁が重要ですね。

簡単にというと家具を壁に置くだけで少しですが、防音になります。
でも、アップライトピアノを置くとなるとピアノを壁に付けるように設置するので壁に音が直撃しますよね。

そんな壁には
防音対策したいです。



基本的にはボードとかシートとかを貼りつけることですね。
でも素材がチクチクしたり、素材以外のものもいろいろ必要だったり、慣れない作業が大変そうです。

私がするならこれ!と思ったやり方を紹介します。



吸音材

まず、吸音材には、
チクチクしないeフェルト ガラスクロス額縁貼り
(厚さ50ミリ605×910ミリ、5枚10600円)

ジョイナー
(端っこ用《コの形》600円くらい、真ん中の連結用《エの形》1600円くらい)

あと、ハサミとかのこぎり、両面テープ、接着剤、メジャーなどが必要です。
もっとお安いのもあると思いますが、難しかったり、効果が薄かったりするよりはいいかな?と思いました。


ちゃんと測って実際に購入となれば、私自身でも上記を参考に、また調べて検討して、もっと材料が必要だったり、違うものを買ったりするかもしれません。



防音のやり方

だいたいのやり方は、
1.壁の高さにジョイナーをのこぎりで切ります。

2.壁に当てる面に強力な両面テープを貼ります。ビス止めでもできます。

3.ジョイナーを壁に付けます。
端っこ用を先に付けて、吸音材を挟んで印をつけ、真ん中用のジョイナーを付ける。

4.ジョイナーに吸音材を挟みます。(余りはカットして)

5.コンセントや、スイッチのところはくり抜いて(きれいにする場合はジョイナーを切ってカバーにします。)

画像で見た感じ、女性でも簡単にできそうです。
https://www.pialiving.com/manual/kabe01.html
壁の防音 初級編


天井は基本的には同じでも、天井だから頑丈に付けないと落ちてくるので上級者向けになります。


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●お金はどれくらいかかる?

自分で防音する意味ってやっぱりお安くできるからですよね。
防音対策アドバイザーって仕事を15年もされている女性のブログを見つけました。

安いからと、
段ボールや発泡スチロールを使っても軽い素材などは、断熱効果はあっても防音効果は期待できないそうです。


そのサイトでオススメの防音材を紹介します。

ロックウール吸音材 MGボード密度80kg/㎥
(605ミリ×910ミリ、厚さ25ミリ6枚8.590円)
遮音シート サンダムCZ-12
(厚さ1.2ミリ×幅940ミリ×長さ10メートル5.350円)

その他、ジョイナーや、強力ボンド、通販で買うなら送料などが必要ですね。
やっぱり、ちゃんと専門的な吸音材、遮音材を使う方がいいってことですよね。



安くしようと思っても、材料を揃える時点で、必要な分だけ上手く購入できればいいのですが、
特に遮音シートが10メートル単位とかでは、難しいですね。


遮音、吸音がひとつになったものもありました。
ちょっとお高いんでしょう?と思っていましたが、これなら無駄なく購入でき、簡単にできて、効果もバッチリで、結果的にお安いのでは?

ワンタッチ防音壁
M910ミリ×900ミリ、11.500円~  S910ミリ×600ミリ、7.700円~

これは1枚分のお値段だから、Sを6枚だと……46200円!?あら、やっぱり高かったですね。
これを高いと見るか、安いと見るか…でしょうか?


計算が苦手だから、細かいこと考えずに決めてしまいがちなので、
がんばって
上級向けの作業もできそうなら、吸音材と遮音材を別に購入してやる!

作業は簡単な方がいい!という私には最初に紹介したチクチクしないeフェルト(遮音材がなかった)でするか、
お高いけど効果抜群のワンタッチ防音壁でするか、ですね。



後は、防音カーペットをひくとか、音が出るものの下にさらにカーペットとか二重床にするとかでも対応できます。

でも、あまり神経質になりすぎず、ご近所や家族とも普段からの付き合いで迷惑でないか聞いたり、先に謝っておいたりして、お互いに気兼ねすることなく常識的に部屋での音楽や趣味を楽しみたいですね。




●まとめ

防音するためには

吸音材、遮音材、防振・制振、があって、それぞれ組み合わせて使用します。


初級で簡単な方法から、どれくらいのお値段でできるかも考えてみました。
eフェルト ガラスクロス額縁貼りはチクチクしないので良さそうです。

上級向きのオススメは
ロックウール吸音材 MGボード密度80kg/㎥と
遮音シート サンダムCZ-12




本格的で、簡単となると、
ワンタッチ防音壁が吸音も遮音もセットになっているので良さそうです。私には高かったです。

それぞれにジョイナーといわれるものを使うときれいにできます。


その他、窓や床、天井までいろいろと対策ができます。
どういう音に対する防音なのかによっても対策が違ってくると思います。
あまり神経質にならず、音を楽しめるようにしたいですね。


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