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ショパン『革命』を解説。激動の時代に作られた名曲!

「革命」と言えば、私はすぐショパンを思い浮かべますが、
皆さんはどうでしょうか?

ピアノ曲の題名から連想して、
どんな時代だったのか
ショパンの「革命のエチュード」には、
どんな歴史的な背景があったのか、調べてみました。

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●革命の世界観


不安定な時代に生まれる

ショパンが生まれたのは1810年、
ポーランドの首都、ワルシャワ
の近くの村で生まれました。

当時は、1795年からポーランドという名前が消え、
ロシアの一部になっていた時代でした。


ですから、いつ革命が起こってもおかしくない時代だったのです。



祖国がない、というのはどんな気持ちなのでしょう。

かつて、北のパリといわれ、
栄えていたワルシャワはロシアの支配下に置かれ、
人々の心は
自分たちの国を取り戻したいと強く思うようになります。

その思いが逆に、ポーランドの人々は、
祖国の民族としての自覚と、芸術での心の支えを強くし、
その中でショパンも幼少期から芸術的才能を育んでいきました。



ショパンの音楽が、独創的といわれるのも
このポーランドの民族音楽が根底にあるから
ではないかと思います。



フランス革命が起きる

1830年にはフランスで革命が起きました。
その波はベルギー、イタリヤ、
そして、ワルシャワ(ポーランド)にも及びました。

まさに世界は「革命」の嵐だったのです。



ショパンはフランス革命の起きた年の11月に
ウィーンへ演奏のために旅立ちます。

まさにその頃、
ワルシャワでも革命が起こっていたのです。


ショパンは翌年、フランスのパリに向かう途中、
ワルシャワの革命が失敗に終わったことを知ったのです。

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「革命」というタイトルについて

同じころにこの曲が公表されていて、
ワルシャワの革命が失敗に終わったことを知ったショパンが、
家族や祖国のことを心配するあまり、
嘆いて作ったとされてきましたが、

実際「革命」と名前を付けたのは本人ではないし、
彼自身は「革命」を意識せずに
この曲を作ったとの説
が今は有力です。


ただ、時代背景は確かに革命の真っただ中で、
この曲を始めて弾いたリストが「革命」と名前を付けた
ということもうなずけますよね。


「革命」時代にできたまさに「革命」の曲ですよね。
祖国を思い、たくさんの曲を作ったショパンの原動力こそ、
革命にあったのではないでしょうか。




●楽曲としての特徴

「革命」として有名ですが、
練習曲の12番目、ハ短調、2分の2拍子で
速さは、アレグロ・コン・フォーコ ♪=160と速い曲です。


ピアノの上級者向きとして、特に左手の練習用で、
常に左手が忙しく動きます。

右手は最初の音から5本の指を全部使って、
和音を押さえてメロディーを歌います。


ショパンが、ベートーベンのピアノソナタを聴いて
感嘆したといわれる曲とよく似ている部分があるそうです。

なんとなくベートーベンの激しさが似ている曲だな
とは思っていました。

ショパンにもベートーベンの影響があったのですね。




●まとめ

「革命」で有名なショパンの練習曲第12番。

題名の通り、世界はまさに革命の時代。
祖国ポーランドは名前さえなくなっていた時代でした。


祖国を離れていても、
ポーランドの民族音楽を愛し、作曲したショパン。

曲に題名を付けたのはショパンではなかったですが、
ショパンの周りは革命の嵐、
まさにこの曲こそ「革命」のイメージにぴったりですよね。


まるでベートーベンのような激しさ、と思ったら、
ショパンの感嘆した曲がベートーベンのピアノソナタで、
よく似ている
そうです。

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 - ピアノ, 楽曲解説