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ショパン「ピアノソナタ」の難易度。第1~3番の演奏ポイントも解説

ショパンの「ピアノソナタ」と言ってもあまりピンとこないかもしれません。

でも有名な曲もあります。
音を聴けばきっと誰でも知っているあの曲がピアノソナタのひとつだったのです。


とはいえ、ショパンは生涯で、
3曲だけピアノソナタを書きました。
ちょっと少なく感じますがなぜでしょうか?

どんな曲なのか、
難易度・演奏のポイントも紹介します。

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●難易度はどれくらいか

難易度は、
ピアノソナタ第2番 変ロ長調Op.35 上級の上
ピアノソナタ第3番 ロ短調 OP.58 上級の上

ショパンはピアノソナタの構成など、
束縛された中での作曲が苦手だったとのことで、少年時代に教えられた通りに作られた第1番は、現在、ほとんど演奏されることがないとのことです。

実質2曲って感じですね。



●各曲の編成について

ショパンのピアノソナタには特徴があります。
3曲とも4楽章もあって、規模が大きい作品です。(ふつうは3楽章)

第1楽章:長いソナタ形式。
第2楽章:テンポの速いスケルツォ(イタリア語で冗談の意味)
第3楽章:歌謡的なゆっくりとした楽章、その楽章だけでも完全なまとまりのある楽章です。
第4楽章:速いテンポで締めくくります。

ショパンのピアノソナタは古典的なピアノソナタとは違って、
形式はソナタであっても
随所に独創的なアイディアが盛り込まれています。



ピアノソナタという構成上の束縛をショパンは苦痛と感じたのではないかとのことで、
ショパンの独創的で、自由な作曲がしたかったのではないでしょうか。

そういう意味で、
第2番、第3番はショパンらしい、自由で独創的な傑作と言ってもいいものです。



第2番の別名が、「葬送行進曲つき」です。
これでピンとくる方もいらっしゃると思います。

さらに曲を聴くと多くの方が、聴いたことがあってこれがピアノソナタなの?
また、
これがショパンの曲だったの?と驚かれるかもしれません。(ゲームオーバーのBGMなどで有名です)


有名な「葬送行進曲」は、第2番の第3楽章なのですが、他の楽章よりも第3楽章が先に作曲されました。
私は、葬送以外の楽章は、聞いたことがあるという程度ですが、そういえばひとつひとつ別の曲のように聞こえますね。

ピアノソナタの評価よりも、4楽章それぞれの作品としての評価が高く、
それが、ショパンのピアノソナタが少なく、またピアノソナタとして有名にならなかった原因ではないかと思います。

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●各曲の演奏のポイント


各楽章ごとに練習しよう

やはり、演奏も
曲全体を練習するのではなく、各楽章で考えましょう。

有名な第2番第3楽章「葬送行進曲」だけなら練習をしたことがあります。
仕上げまではできてませんでしたが、中間部にとても美しいメロディーがあります。

ここは難易度的にもやさしく、オススメです。


最初と最後の部分がとくに有名すぎ(てイメージが固定されてしまいます)ですが、ぜひ中間部を弾いてみてください。



第4楽章は難しいかも?

そして、最後の第4楽章まで演奏できるようになっていきたいですが、どうでしょう。

ショパンが好きという方でも
第4楽章を練習されている方が少ない、と言われていました。
とても不思議な楽章なのだそうです。

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第1・2楽章について

第1楽章は、高音域の伴奏があり、
手の大きい人でないと難しいです。

第2楽章は、
技術的に難しくない部分もありますが、
暗く激しい曲です。

中間部は穏やかなイメージで、最後にもこの中間部が回想されて終わります。



ピアノソナタ第3番は第2番よりは各楽章に統一性が見られ、全体として有名です。


まとめると、
第1楽章
いきなり難しく転調もかなりされていて演奏も大変そうです。
その後のメロディーは美しく、ショパンの後期の作品ならではの技法があります。
第2楽章
難易度は高くないのですが、
指示通りに弾くことが難しいです。
第3楽章
ノクターン風の美しい楽章です。
この章だけなら
それほど難易度は高くないです。
第4楽章
ロンド形式の楽章で、
かなりの演奏技術が必要です。



●まとめ

ショパンのピアノソナタについて、
あの有名な「葬送行進曲」がショパンのピアノソナタだったんです。


ショパンは当時の形式でのピアノソナタの構成などに束縛された作曲ではなく、
ショパンらしい
独創的で、自由な作曲でピアノソナタを作りました。

そういったこともあり、「葬送行進曲」として第2番の第3楽章だけが有名になったようです。



難易度はどの楽章も上級の上で、第2楽章、第3楽章で比較的やさしい難易度となっています。

各楽章がひとつの曲のように完成されているという特徴があります。
ショパン好きなら全楽章を練習していきたいですね。
まずは有名な楽章からでもがんばってみましょう。

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