足元にペダルがあります。
うまく踏み替えて、
よりきれいな音色で演奏をしたいですね。
楽譜にペダルの踏むところ、
離すところの指示がある場合もありますが、
指示がない曲でもペダルを自由に使って表現するために、
どのタイミングで踏めば良いか、私なりのコツを紹介します。
正しい右足の使い方
ピアノを弾く時の姿勢は特に足がきっちりと床についていることが大事です。
ペダルを踏むために
足を床から離してしまわないようにしましょう。
体の使い方
椅子には深く座らず、椅子の前方にお尻を乗せる感じです。
ペダルにも
足全体を乗せるのではなく、
親指と人差し指の付け根あたりです。
ペダルを全部隠さないくらいの位置で、
かかとは床について、ペダルを踏むとき
離す時にも床にかかとをついたままにします。
小さいお子さんの場合はまだ、
ペダルまで足が届きにくいことがありますが、
つま先だけを使って踏んだり、
椅子を低くしすぎたりするのはよくないので、
補助ペダルを使うようにしてください。
何度も踏んだり離したりを繰り返しても疲れない体制で、
踏むときに体まで傾いてしまったり、
離す時に力が入って離しきれなくなったりしないように、
力を抜いて楽に踏めるようにしてください。
ベストなタイミングは?
楽譜にペダルを踏む記号が書きこまれている場合、音符の真下に踏む記号があれば、
その音符を弾いてから少し遅れて踏みます。
離す時は
次の同じ踏む記号の音符を弾くのと一緒に離す感じになります。
つまり、
踏むときはあわてずに後からついていく感じです。
離す指示があればその楽譜通りに離して、
指示がない場合は次の記号の音符まで待って離すときれいです。
離すというより踏み替えるのですね。
自由にペダルを活用しよう
ほとんどの曲にはペダルの指示がないと思います。なぜでしょう。
ペダルを踏むタイミングはだいたいの決まりと、自由さがあるから
です。
たとえ、指示があったとしても
その通りに踏まないとその曲が全然弾けていない!
というわけではありません。
よりきれいに、より気持ちよく弾くため、聞くためですので、
弾いていて、きれい、気持がいいと感じるように
自由にペダルを活用しましょう。
ちょっとした応用の仕方
音符がたくさん並んだ速い曲でペダルを踏むと、濁ってすごいことになりますね。
踏むとしたら、ベースの音だけとか、
強調したい音だけとかでしょうか。
部分的に踏む曲もあります。
静かなゆっくりした曲なら、
ほとんど踏み替えで最初から最後の音まで響かせたいですね。
踏み替えるタイミングは、
1小節ずつくらいかその半分か、1拍ずつか、
音が濁ってしまわないように聞きながら判断して、
曲によっても、また、曲の部分によっても
踏み替えたり、離したりします。
最初は色々試してみよう
最初は意識して、踏み替えるタイミングをいろいろ試してみてください。
慣れてくれば、自然に考えなくても
きれいに踏み替えることができるようになります。
実際にペダルを使って演奏している姿を生演奏や、
動画などでも見ることができれば、参考になると思います。
まずは片手練習から
練習の時はまず、左右別々の片手練習からペダルを使ってみてください。
片手だけなので音が濁りにくく、聞き取りやすいので
ペダルの踏むタイミングが決めやすくなり、オススメです。
練習からきれいに響けば、楽しいですよね。
まとめ
主に使うのが右側のダンパーペダルで、弦を押さえていたダンパーが離れ、弦の音を長く伸ばします。
このペダルを踏んでいる間は、響き続けますので、
ずっと踏みっぱなしでは音が混ざってしまい、
濁った音になってしまいます。
ピアノの音が響くようになるペダルを使って
よりきれいに、より気持ちよく弾くことができます。
床からかかとを離さずに踏んだり、
踏み替えたりが楽にできる体制にしましょう。
鍵盤で弾いた音をペダルで響かせるので、
焦らず音符より少し遅れて踏み、次の踏み替えまで待って、
音符を弾く時と一緒に離してまた遅れて踏む感じです。
指示どおりにしないといけないわけではありませんので、
難しく考えず、自由に1小節ずつであったり、
1小節に2回踏み替えたり、1拍ずつ踏み替えたり、
その曲に合ったように、また、自分で聞きわけて
濁った音にならないように練習してください。
片手練習からペダルの練習もすることをお勧めします。
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