北野監督の「菊次郎の夏」のテーマ曲で、
オリジナルはピアノ曲ではないのですが、
数多くピアノソロの楽譜があります。
「summer」の楽譜で難易度や、演奏のコツを
私なりに紹介します。
●難易度
「summer」だけでも何種類もの楽譜が出ています。難易度も初級から上級までたくさんあります。
私の持っている「summer」(Shoot The Violist version)は、
ニ長調で、上級です。
なので、
ご自身に合った難易度の楽譜を選ぶことが大切ですね。
私は、宮崎駿監督のアニメ映画が大好きなこともあり、
彼のアルバムと、楽譜を買って、よく練習しました。
映画音楽だけでなく、当時からドラマや、テレビ番組のテーマ曲でも
よく耳にし、なんとなく心に響くメロディーが印象に残っていました。
少し、悲しげなところがあって、どことなく懐かしく感じます。
「summer」は当時(2001トヨタ)のCMソングで知って、楽譜を探しました。
「Pure2 be naturel」
というCDに収められた曲集の楽譜で、
ピアノソロ用に(久石さんが)アレンジしたものです。
●こんな演奏を意識しよう
CDでは、最初に木琴のような音で、ポンポンと跳ねるように始まります。
ピアノでもペダルを減らし、
夏らしく涼しげに軽やかに弾きましょう。
テーマのメロディーも
スタッカートで弾きます。
イントロの演奏
菊次郎の夏の曲では二分音符のメロディーから始まりますがそのイントロのようなメロディーは、途中から入ります。
そこからはペダルを使い、響かせます。
テーマの曲が始まるところは、
音量も出して、フルオーケストラのように演奏します。
間奏
間奏に入ったら、音量を抑えて、ペダルも控えめに、
右手は16分音符を練習曲のように
スピーディーに少し可愛く弾きます。
だんだんとクライマックスに近づくと音量を出し、
3回目のテーマでは思いっきり夏を爆発させて、演奏します。
ラスト
最後への道では、少し最初のスタッカートが混ざり、落ちつきを取り戻し、
最後の最後は夏を惜しむように、
少し引きずった気持ちで弾きます。
これは(もちろん、久石譲さんの弾き方を参考に)
私の弾き方と、イメージですが、
参考にしていただければうれしいです。
二分音符のゆっくりした音から始まる楽譜も多いです。
スタッカートの部分がなかったり、
逆に、私の持ってる楽譜にはないフレーズがあります。
本人の弾く音を聴こう
どんな曲もですが、自分なりの弾き方をする前に、CDなどで、
オリジナルか、久石さん本人の弾く音を
一番に参考にすることをおすすめします。
同じフレーズが繰り返されるところは、メロディーは同じでも
伴奏が少し違っていたり、和音が違ったりします。
楽譜によって、同じメロディーを繰り返す場合は、
一回目、二回目を
違った感じに演奏するようにしてみてはいかがでしょう。
●まとめ
宮崎駿監督のアニメ映画の音楽で有名な久石譲さん映画、「菊次郎の夏」の主題曲でもある「summer」
ピアノバージョンの楽譜が難易度もさまざまに、
たくさん種類があります。
「summer」という題名ですから夏らしく涼しげに、夏を盛り上げて、
夏を惜しむように、弾きたいですね。
なるべく本物を参考に、自分なりの演奏を試してください。
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